2026年3月3日

The Ritual of Resilience(再生の儀式)

日本工芸を「展示するもの」に留めず、「提案できる技術」「体験できる文化」として世界へ届けるプラットフォームであるWAJOY。

WAJOYはその活動の一環として、ロンドンのSomerset Houseにて、2026年2月25日から3月1日まで開催された国際工芸アートフェア Collect 2026 において、初の国際展示となる「The Ritual of Resilience(再生の儀式)」を発表いたしました。

Collectの会場の「サマセットハウス」。国の重要建造物となっています。

Collectは、英国クラフト・カウンシルが主催する世界有数の国際工芸アートフェアです。WAJOYは、日本から約7年ぶりとなる出展団体として参加し、石川県ゆかりのコンテンポラリー漆作家5名をキュレーションし、展示を行いました。

本展では、日本有数の漆文化の地である石川県ゆかりの作家たちを紹介しました。2024年の能登半島地震による甚大な被害を乗り越えながらも、静かに創作を続けてきた作家たちの作品が一堂に集いました。

漆、蒔絵、仏壇技術、そして金沢の金箔文化といった伝統技法を通じて、自然素材と積み重ねられた記憶が織りなす世界観を表現しました。そこには、脆さと強さが共存する日本独自の美意識が息づいています。

本展の作家たちは、日本の工芸を単なる伝統としてではなく、人間の精神が困難を乗り越えながら未来へ向かって歩み続ける「生きた営み」として提示しました。

また、本活動を通じて新たなご縁や協力の機会も生まれています。Collect 2026での出展をきっかけに、日本の工芸や漆文化に関心を持つ国内外の関係者との交流が広がり、WAJOYの活動はさらに新たな展開へとつながっています。今後も、日本工芸の魅力と可能性を世界へ発信し、その価値を未来へつないでまいります。

出展作家

  • 箱瀬淳一(漆芸)
  • 百瀬玲亜(漆芸)
  • 中村友紀(漆芸)
  • 野口健(漆芸)
  • 山﨑友典(漆芸)

2026年2月23日

ロンドンのSomerset Houseにて、2026年2月25日から3月1日まで開催された国際工芸アートフェア「 Collect 2026」 において、WAJOYが企画した「The Ritual of Resilience(再生の儀式)」が、ロンドン発のコレクタブルデザイン専門オンラインマガジン 「The Design Edit」 に掲載されました。

本展示では、主に石川県ゆかりの5名の漆芸作家による作品を紹介し、日本の漆文化と現代的な表現の魅力を海外へ発信しました。

掲載記事の詳細は、以下よりご覧いただけます。

https://thedesignedit.com/market/collect

2026年2月18日

ロンドンにおいて、現地のジャーナリストやメディア関係者を対象とした朝食会を開催し、日本の漆文化およびWAJOYの取り組みについて発信を行いました。

本会には、国際工芸アートフェア「Collect」のフェアディレクターであるTF Chan氏や、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)のキュレーターである山田雅美氏をはじめ、文化・アート分野に関わるジャーナリストの皆様にもご参加いただきました。

当日は、日本の漆文化の魅力やその背景にある精神性、さらに能登半島地震を経て復興に取り組む石川県の工芸について紹介するとともに、WAJOYが進める国内外での文化発信活動、そして翌月に開催される「Collect」の出展などのお話をさせていただきました。

また、石川県の漆スプーンや郷土のお茶、お菓子を用いた体験型の設えを取り入れ、日本の工芸や文化を五感で感じていただく機会に。参加者からは高い関心が寄せられ、日本の文化的背景や工芸が持つ価値について理解を深めていただく場となりました。

今回の朝食会は、メディア関係者との新たな関係構築につながるとともに、今後の情報発信や国際的な文化交流の発展に向けた貴重な機会となりました。

WAJOYは今後も、日本工芸や地域文化の魅力を国内外へ発信し、文化を通じた国際交流の促進に取り組んでまいります。

2026年2月16日

ロンドンのSomerset Houseにて、2026年2月25日から3月1日まで開催された国際工芸アートフェア Collect 2026 に関する記事の中で、130年以上の歴史を持つ英国の国際経済紙・メディアである Financial Times にWAJOYが掲載されました。

記事では、CollectのフェアディレクターであるTF・Chan氏が、WAJOYについて言及しています。TF・チャン氏は、日本の文化プラットフォームであるWAJOYに注目し、2024年の能登半島地震を経験した石川県の漆芸作家たちが示した「目覚ましい回復力(remarkable resilience)」と、その作品を紹介したことを取り上げています。

WAJOYが企画した「The Ritual of Resilience(再生の儀式)」では、石川県ゆかりの漆芸作家たちの作品を通じて、日本の工芸文化とその背景にある精神性、そして復興への歩みを国際社会へ発信しました。

このような国際的なメディアで取り上げていただけたことを励みに、今後も日本工芸の魅力と可能性を世界へ伝える活動を続けてまいります。

掲載記事の詳細は、Financial Timesのオンライン記事をご覧ください。

Collect fair 2026: ‘Craft reminds us that good things are worth the wait’

友人の紹介で知り合った世界的なバレエダンサーの高橋裕哉さんが能登半島地震復興支援のチャリティバレエ「ロミオ&ジュリエット」を主催、公演。その収益は全額、石川県を通じて被災地の支援に寄付されるため、応援に行ってまいりました。

能登での支援活動および海外での能登復興の協力支援、石川県の工芸PR活動により、石川県から5月2日に「いしかわ観光特使」を拝命しました。これにより、石川県との信頼関係も増し、被災地との関係強化と国内外へ発信活動を強めてまいります。

石川県主催の能登の復旧・復興を考える住民参加型ワークショップ「のと未来トーク」に参加し、輪島塗りの現在の問題点などを提議し、ディスカッションをしました。アドバイザリーボードには、能登半島地震からの復旧・復興にあたり、幅広い見地から専門的・技術的な意見を聴取するため、地元の高等教育機関における有識者や、過去の震災で復旧・復興支援に携わったことのある県外の有識者メンバーで、その方々の経験からのアドバイスもいただきました。 これをもとに、課題解決に向けてより具体的な話し合いを進めてまいります。

2023年元旦、石川県能登地方で最大震度7の地震が発生し、石川県をはじめ北陸地方で大きな被害がありました。お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 被災地のみなさまがまずは一日一日を無事に過ごされること、そして一日も早く復興が叶うことを切に願うばかりです。 石川県金沢市が実家の私の家では、一部に破損があったものの大きな被害は免れ、無事でした。多くのご心配をいただき誠にありがとうございます。 能登は石川県のなかでも自然豊かで、ありのままの日本の原風景が残る数少ない土地。そして美しい自然とともに世界に誇る素晴らしい漆工芸を生む出した稀有な場所です。 その見慣れた風景や情景があまりに変わり果てた姿に言葉もありません。 被災したみなさまが早く平穏な暮らしに戻られることを祈り、今後はWAJOYの活動を通じ、能登のみなさまに少しでも恩返しするべく、前に進んでまいります。

令和614 一般社団法人WAJOY日本工芸の国際普及協会

立川真由美