2026年3月10日

Photo:Japan House London

2026年1月から3月にかけて、ロンドンのJapan House Londonにおいて「輪島塗」展が開催されました。

WAJOYは、本展覧会に関連し、輪島の漆芸作家の国際的な紹介に協力するとともに、箱瀬淳一氏、しおやす漆器工房、角有伊氏の作品・商品のディストリビューションに関わらせていただいております。

また、輪島の漆芸作家・箱瀬淳一氏をロンドンへ招聘し、Japan House Londonとの共催によりさまざまなプログラムを実施いたしました。

主な関連企画として、

  • 箱瀬淳一氏によるトークイベントおよび制作実演
  • 箱瀬淳一氏による金継ぎワークショップ(全4回)

を開催し、輪島塗の歴史や技術、日本の漆文化の魅力を英国の皆様に直接お伝えする機会となりました。

これらのイベントは大変好評を博し、トークイベントはJapan House Londonにおいてコロナ禍以降で最多規模の来場者数を記録しました。また、金継ぎワークショップについても参加者から高い評価をいただき、日本の工芸文化や「修復の美学」に対する関心の高さを実感する機会となりました。

能登半島地震からの復興途上にある輪島の作家や職人の活動を国際社会へ発信するとともに、日本工芸が持つ文化的価値や精神性への理解を深めていただく貴重な機会となりました。

WAJOYは今後も国内外の関係機関と連携しながら、日本工芸の魅力と可能性を世界へ発信する活動を続けてまいります。

2026年3月3日

The Ritual of Resilience(再生の儀式)

日本工芸を「展示するもの」に留めず、「提案できる技術」「体験できる文化」として世界へ届けるプラットフォームであるWAJOY。

WAJOYはその活動の一環として、ロンドンのSomerset Houseにて、2026年2月25日から3月1日まで開催された国際工芸アートフェア Collect 2026 において、初の国際展示となる「The Ritual of Resilience(再生の儀式)」を発表いたしました。

Collectの会場の「サマセットハウス」。国の重要建造物となっています。

Collectは、英国クラフト・カウンシルが主催する世界有数の国際工芸アートフェアです。WAJOYは、日本から約7年ぶりとなる出展団体として参加し、石川県ゆかりのコンテンポラリー漆作家5名をキュレーションし、展示を行いました。

本展では、日本有数の漆文化の地である石川県ゆかりの作家たちを紹介しました。2024年の能登半島地震による甚大な被害を乗り越えながらも、静かに創作を続けてきた作家たちの作品が一堂に集いました。

漆、蒔絵、仏壇技術、そして金沢の金箔文化といった伝統技法を通じて、自然素材と積み重ねられた記憶が織りなす世界観を表現しました。そこには、脆さと強さが共存する日本独自の美意識が息づいています。

本展の作家たちは、日本の工芸を単なる伝統としてではなく、人間の精神が困難を乗り越えながら未来へ向かって歩み続ける「生きた営み」として提示しました。

また、本活動を通じて新たなご縁や協力の機会も生まれています。Collect 2026での出展をきっかけに、日本の工芸や漆文化に関心を持つ国内外の関係者との交流が広がり、WAJOYの活動はさらに新たな展開へとつながっています。今後も、日本工芸の魅力と可能性を世界へ発信し、その価値を未来へつないでまいります。

出展作家

  • 箱瀬淳一(漆芸)
  • 百瀬玲亜(漆芸)
  • 中村友紀(漆芸)
  • 野口健(漆芸)
  • 山﨑友典(漆芸)

2026年2月16日

ロンドンのSomerset Houseにて、2026年2月25日から3月1日まで開催された国際工芸アートフェア Collect 2026 に関する記事の中で、130年以上の歴史を持つ英国の国際経済紙・メディアである Financial Times にWAJOYが掲載されました。

記事では、CollectのフェアディレクターであるTF・Chan氏が、WAJOYについて言及しています。TF・チャン氏は、日本の文化プラットフォームであるWAJOYに注目し、2024年の能登半島地震を経験した石川県の漆芸作家たちが示した「目覚ましい回復力(remarkable resilience)」と、その作品を紹介したことを取り上げています。

WAJOYが企画した「The Ritual of Resilience(再生の儀式)」では、石川県ゆかりの漆芸作家たちの作品を通じて、日本の工芸文化とその背景にある精神性、そして復興への歩みを国際社会へ発信しました。

このような国際的なメディアで取り上げていただけたことを励みに、今後も日本工芸の魅力と可能性を世界へ伝える活動を続けてまいります。

掲載記事の詳細は、Financial Timesのオンライン記事をご覧ください。

Collect fair 2026: ‘Craft reminds us that good things are worth the wait’

WAJOY日本工芸の国際普及協会は、私のルーツでもある金箔をはじめとして、日本が誇れる工芸を世界に広める事で、そこで働く作家や職人の人達がより活躍できることを目的として、令和5年12月に設立されました。

令和6年元旦に能登半島を突然襲った大地震によって、輪島の漆をはじめ、石川県で活躍をしていた多くの工芸に携わる作家さん、職人さんが被災し、家屋や工房、お店そして大切な道具を失ってしまいました。このままでは、日本の宝である輪島の漆などの工芸が途絶えてしまいます。

このような事態の中、一般社団法人WAJOY日本工芸の国際普及協会は、「能登半島地震により被災した工芸の作家さんや職人さんの存続を応援する会“Save the 工芸”」を立ち上げ、このためのサポーターを募ることとなりました。

お寄せいただいた皆様の会費は、工房の再建や道具購入費用など継続したものづくりを復興させるための費用、そして被災地や工芸に携わる方々のレポートなどに、大切に使わせていただきます。

詳細は下記のとおりです。

「能登半島地震により被災した工芸の作家さんや職人さんの存続を応援する会“Save the 工芸”」サポーター募集内容の概要

件名:「能登半島地震により被災した工芸の作家さんや職人さんの存続を応援する会“Save the 工芸”」サポーター募集

  • 会費: 

<個人>  「能登復興Save the工芸」応援してるよ!サポーター 5千円

      「能登復興Save the工芸」一緒にがんばろう!サポーター1万円

      「能登復興Save the工芸」未来への道を共に歩もう!サポーター3万円

<法人>  「能登復興Save the工芸」応援してるよ!サポーター 5万円

       「能登復興Save the工芸」一緒にがんばろうサポーター  10万円

      「能登復興Save the工芸」未来への道を共に歩もう!サポーター 30万円

<特別賛助>「能登復興Save the工芸」私たちがついているよ!サポーター100万円

  • 期間:  入会時~2025年3月31日
  • 募集期間:第二次募集2024年2月1日~12月31日
  • 募集対象:支援に賛同する個人、法人、団体
  • 募集理由:令和6年能登半島地震により被災した「輪島の漆工芸に携わる方々」の支援。
  • 資金使途:「輪島の漆に携わる方々」の工房再建、道具購入の費用、「輪島の漆工芸に携わる方々」の現状を知っていただくためのレポート、海外発信、および海外での協力を仰ぐための費用
  • 活動報告は弊社団法人のホームページ上で随時行います。
  • 振込口座みずほ銀行池袋支店 普通 3257384 シヤ)ワジヨイニホンコウゲイノコクサイフキユウキヨウカイ

お申込み用紙はこちら
個人会員
法人会員

2023年元旦、石川県能登地方で最大震度7の地震が発生し、石川県をはじめ北陸地方で大きな被害がありました。お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 被災地のみなさまがまずは一日一日を無事に過ごされること、そして一日も早く復興が叶うことを切に願うばかりです。 石川県金沢市が実家の私の家では、一部に破損があったものの大きな被害は免れ、無事でした。多くのご心配をいただき誠にありがとうございます。 能登は石川県のなかでも自然豊かで、ありのままの日本の原風景が残る数少ない土地。そして美しい自然とともに世界に誇る素晴らしい漆工芸を生む出した稀有な場所です。 その見慣れた風景や情景があまりに変わり果てた姿に言葉もありません。 被災したみなさまが早く平穏な暮らしに戻られることを祈り、今後はWAJOYの活動を通じ、能登のみなさまに少しでも恩返しするべく、前に進んでまいります。

令和614 一般社団法人WAJOY日本工芸の国際普及協会

立川真由美